1枚のチラシで変わった集客事例|豊田市・愛知のデザイン会社が語るブランディングの力
- ryoji shibahara

- 9月4日
- 読了時間: 3分

「広告費がないんです」から始まった物語
豊田市でデザイン会社をしていると、よくこんな相談を受けます。
「広告費がなくて…。でもお客さんを増やしたいんです。」
その声は、飲食店のご主人だったり、サービス業を営むご夫婦だったり、
小さな会社の社長さんだったり。
たしかに広告費があれば、SNSやネット広告で一気に知ってもらえるかもしれません。でも現実はそうはいかない。
だからこそ僕らが一緒に考えるのは、“広告費ゼロでも伝わる方法”。そしてあるとき、1枚のチラシが小さなお店の未来を変えました。
失敗から始まったチラシづくり
最初に見せてもらったのは、クライアントさんが自作したチラシ。びっしりの文字。サービス内容も料金も、写真もぜんぶ詰め込んでありました。
気持ちはよくわかります。「せっかく配るんだから全部伝えたい」その思いの強さが、逆に“伝わらなさ”を生んでいました。
実際、毎月15,000枚を配って反応は月1件。反応率があまり思うようにいかない。がんばった分だけ、落ち込む数字です。
引き算が生んだ「芯」
そこで僕らがしたのは、情報を足すことではなく削ることでした。
ヒアリングを重ねる中でわかった、その会社の一番の強み。「最短即日対応ができる」ということ。
だから、チラシには大きくこう書きました。
「最短即日対応」「相談無料」
写真はたった一枚。安心できるスタッフの笑顔。
全部を語るのではなく、一本の芯を立てることにしたんです。
15,000枚で起きた奇跡
新しいチラシを15,000枚配った結果、問い合わせは7件。数字で見れば、前回の7倍以上の改善でした。
広告費ゼロ。かかったのは印刷代と配布代だけ。
でも、この数字よりもっと大事な変化がありました。
スタッフの表情が変わった
チラシを見たスタッフが、こんなことを言いました。
「自分たちの仕事を、こんなにわかりやすく魅力的に表現してもらえるなんて。誇りを持てます。」
そう、デザインは集客だけじゃない。働く人の心にも火をつける。
チラシ一枚が、お客様の未来だけじゃなく、現場の空気まで変えてしまったんです。
ブランディングとは何か
「ブランディング」というと、大きな会社だけの話に聞こえるかもしれません。でも僕らの考えるブランディングは、もっとシンプルです。
誰に伝えたいかを明確にすること
何を伝えたいかを絞ること
その姿勢をすべてのデザインに一貫させること
つまり、小さな会社やお店にこそ必要なものなんです。ロゴも、名刺も、チラシも。それぞれが「同じ方向」を向いたときに、売上も、信頼も、自然に伸びていく。
まとめ|チラシは“ただの紙切れ”じゃない
最初の失敗チラシがあったからこそ、気づけたことがあります。
全部伝えようとすると、結局なにも伝わらない
伝えることは「足す」より「引く」ことが大事
デザインは集客を変えるだけでなく、人の誇りも変える
チラシは、ただの紙切れじゃありません。ときに、会社やお店の未来を変える一枚になります。
PHAMZ DESIGN STOREのこと
僕たち PHAMZ DESIGN STORE は、豊田市・愛知を拠点に活動するデザイン会社です。
チラシや名刺などの印刷物
ロゴやWebサイトのデザイン
企業や店舗のブランディング支援
を通じて、**「デザインで誰かの背中を押すこと」**を大切にしています。
広告費をかけなくても、伝え方を変えれば未来は変わります。そのお手伝いを、僕らはデザインでしていきたいと思います。





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